機能
2D図面比較
Drawing Validator
二つの2D図面の違いを検出。設計変更箇所の伝達もスムーズに行えます。
検図プロセスに革命を
従来目視で行われていた設計者や検図担当者による図面確認プロセスは、Drawing Validatorの2D図面比較機能によって大きく変わります。膨大な作業負担と時間は解消され、エンジニアがより付加価値の高い業務に専念できる環境が実現します。
お客さまの声
Drawing Validatorは検図作業を効率化する革新的なツールです
「検図工程では、設計変更箇所の確認だけでなく設計者の意図と異なる変更が無意識に加えられていないかも当然確認する必要があります。これまでは画像データ比較ツールを使用して変更箇所のチェックを行ってきましたが、2D図面上の詳細図の配置位置などが少しでも変わればその詳細図全体がすべて差異として検出されるため、その部分の見直しが必要になり完全な自動検出はできませんでした。
Drawing Validatorでは図形要素数・寸法・注記などの変化、変更を3D CADであるCreo Parametricのネイティブデータから自動検出するため2D図面上の要素の配置位置変更などに影響を受けずに、図面データ、すなわちモデルデータの変更差異を完全に自動抽出してくれます。特に大規模なアセンブリーデータでは手間や時間が劇的に軽減されます。
Drawing Validatorはものづくり業界全体の3D CADの活用や検図プロセスを大きく変える画期的なツールです。当社もまずは検図ツールとして広く社内に展開していきますが、今後は新たな機能追加によって検図だけでなく3D設計管理全般を効率化するツールに成長すると期待しています」
ブラザー工業にもDrawing Validatorが採用されています
―セルフチェック工数を87%削減へ
図面を比較し、意味のある差異だけを検出
3D CADが内部で保持する数値をもとに比較
形状のわずかな差も検出するのはもちろん、寸法や注記を見た目だけではなく、3D CADソフトウェアから引き継いだセマンティックな情報を使って比較。
画像を重ね合わせて比較する他のツールとは異なり、各要素の表示位置のずれなど些細な表示のゆらぎを検出対象から除外。
検証内容の高いカスタマイズ性
どのような違いを差とするか、どこまでの差を許容するかを細かく設定できる柔軟な機能を搭載。
自由なカスタマイズで、お客さまにとってノイズのない「意味のある差」だけを検出。
見落としを防ぐ見やすいレポート
検出箇所をリスト表示
- 検出した差異をリスト形式で表示
- リスト化されたアイテムをクリックすれば、図面内の対象箇所がズームアップ
- 寸法や径などの差異は図面を見比べることなくリスト上のテキストデータで確認可能
情報共有をサポートするコメント機能
- リストアップされた差異にコメントの書き込みが可能
誰でも見られるHTML形式のレポートを自動作成
- 一般的なWebブラウザーで見られるファイル形式でレポート出力
利用例
設計変更箇所の伝達にDrawing Validatorを活用
編集を加えた新しい図面データと比較結果レポートを合わせ、後工程の関係者に送付すれば、受け取った側は手間なく正確に設計変更箇所を理解できるため、検討にかかる時間の軽減や無用な手戻りの抑止につながります。