標準機能として提供されているInfiPoints Cloud

現在、点群処理ソフトウェア「InfiPoints」の年間保守サービスをご利用中のお客様は、追加費用なしでクラウドサービス「InfiPoints Cloud」をご利用いただけます。

InfiPoints Cloudは、点群データの合成時におけるフィット処理やノイズ除去、容量を抑えた軽量な点群データの生成までを、すべてクラウド上で行えるサービスです。処理済みの点群データはURLで関係者と共有でき、専用ソフトをインストールすることなく、PCやタブレットから、いつでもどこでも現場の状況を確認できます。

InfiPoints Cloudの基本的な活用方法を見る

抽出された面情報のダウンロードが可能に

InfiPointsは、配管モデリングのベースとなる円柱形状や、床・壁などのモデリングの基となる平面を、点群データから自動で抽出できる点が大きな特長の一つです。

2025年5月より、InfiPoints Cloud上でも点群データから円柱や平面の抽出が可能となりましたが、このたび、抽出した円柱・平面を、ユーザーがファイル形式を選んでダウンロードできるようになりました。

点群データ

抽出された円柱形状(配管モデル)

InfiPointsでは点群データから7~8割程度の配管形状が自動抽出される

InfiPoints本体を開かずにBIM/CADソフトに移行可能

例えば、ある現場のデータ処理やモデリング作業でInfiPoints本体が占有されているとき、別の現場で追加取得した点群データの処理やそれをベースにした設計業務に着手できず、作業が滞ってしまうことがあります。

そのような場合でも、3Dレーザースキャナーの付属ソフトでラフに合成した点群データをInfiPoints Cloudにアップロードすれば、InfiPoints本体を介さずにBIM/CADソフトを用いた設計業務をすぐに始めることができます。

InfiPoints CloudからCADモデルをダウンロードする方法

InfiPoints Cloudでの操作はとても簡単です。

まずInfiPoints Cloudにログインした後、表示されるプロジェクト一覧からモデリングを行う現場の点群データを選択します。このとき、アップロードからある程度時間が経過していれば、点群からの面の自動抽出の処理が終わっているはずです。

続いて[出力]タブをクリックし、エクスポート可能な以下の4種類からデータ形式をプルダウンの中から選択します。

  • Rebro
  • Revit
  • Tfas
  • IFC

データ形式を選択した後、[データ作成]ボタンを押すと点群データから抽出された面情報がファイルとして生成され、ダウンロードできます。

特に配管設計を行うお客様の場合、生成したデータをお使いのBIM/CADソフトに取り込むことで、約7割程度の配管が正しい位置に配置された状態から設計作業を開始できます。

InfiPoints Cloudで点群データから抽出した円柱(配管のCADモデル)をRebroに入力した例

InfiPoints本体とクラウドの上手な使い分けを

InfiPoints本体を介さず、スキャナー付属ソフトなどで作成した点群データを直接InfiPoints Cloudにアップロードした場合、抽出される形状は円柱や断片的な面が中心となります。これらはBIM/CADソフトでの設計作業における有効な手掛かりとなりますが、配管同士を継手で接続したり、バルブなどの部材を追加したりする作業は、BIM/CADソフト上で行っていただく必要があります。

一方で、現場条件によっては、InfiPoints本体を使用して配管や躯体などのBIMモデルとしての完成度を高めたうえで、BIM/CADソフトによる詳細設計に進んだほうが、全体として効率的なケースもあります。

現場の複雑さや規模、他の設計者の進捗状況などに応じて、InfiPoints本体とInfiPoints Cloudを適切に使い分けることで、より多くの現場を短時間かつ効率的にモデリングすることが可能になります。

InfiPoints本体とInfiPoints Cloudを上手に使い分け、点群活用をこれまで以上に効率的なものにしていきましょう。