プレスリリース
エリジオン、建築CAD「Revit」向け3Dモデル出力機能を開発―点群データ処理ソフトInfiPointsの新版「Ver.6.0」をリリース
2019年9月17日
プレスリリース
エリジオン、建築CAD「Revit」向け3Dモデル出力機能を開発―点群データ処理ソフトInfiPointsの新版「Ver.6.0」をリリース
2019年9月17日
株式会社エリジオン(本社:静岡県浜松市、代表取締役社長:矢野 裕司、以下 エリジオン)は、3Dレーザースキャナーで計測した点群データをもとに配管や鋼材などをCADモデル化し、建築CAD「Autodesk Revit」用のデータとして出力できる機能を開発しました。2019年9月30日にリリース予定の、点群データ処理ソフトウェアInfiPointsの新版「Ver.6.0」で提供を開始します。
プラントメンテナンスやビルの設備施工を行う際、現在は設計者がメジャーで実物を採寸・記録し、そのメモや写真をもとに一から建築CADソフトウェアでモデリングすることが主流となっています。この場合現地調査の手作業で誤差や採寸の抜け漏れが発生するため、実物を正確にモデリングすることは非常に困難です。それに加え、現場によっては配管・鋼材などモデリングの対象となる要素の数は数百以上にもなるため、量的にも設計者にとって大きな負担となっています。
InfiPointsは3Dレーザースキャナーで計測した点群データから円柱や平面を自動抽出し、ユーザーがそれらを利用しながら簡単なマウス操作で現場のCADモデル化ができる機能を備えています。今回リリースするRevit出力オプションは、ユーザーが作成したCADモデルを単なる形としての情報ではなく、長さや径などをRevitで編集できるデータとして出力します。また配管の規格などCADモデルの属性情報を合わせて受け渡すことも可能です。
そのため、設計者はInfiPointsで作成したCADモデルをRevitに読み込み、形状の多くが出来上がった状態からモデリング作業を開始することができ、施工現場のCADデータを短時間で作成することができます。
Revitは、建築業界においてグローバルで広く利用されている建築CADの一つです。エリジオンは、従来提供していたRebroやEYECADへの出力オプションに加えRevitにも対応することで、より多くの設計者に対し点群をもとにした効率的なモデリングのためのソリューションを提供してまいります。