エリジオンは8月31日から約2カ月間、京都文化博物館(烏丸御池)が開催する総合展「辰野金吾の没後100年 文博界隈の近代建築と地域事業」のVR展示をサポートします。
辰野金吾は東京駅の設計者として知られ、日本近代建築の父とも呼ばれています。総合展の開催に先立ち、同博物館はライカジオシステムズの協力のもと、辰野金吾とその弟子が設計し明治39年(1906年)に竣工した日本銀行京都支店(当時)の3次元計測を行いました。さらに計測したデータをエリジオンがInfiPointsでデータ処理し、VRでの閲覧を可能にしました。
今回、建物の外観や室内に加え、普段は立ち入ることが難しい天井裏も計測したことで、単に建物の概要を見られるだけでなく、詳細まで観察できる貴重なデータを制作することができました。
また、同博物館は、世界141の国と地域から3000人を超える博物館関係者が集う国際博物館会議(2019年9月1-7日)のサテライト会場の一つに指定されています。そのため、総合展には一般見学者に加え多くの専門家が来場する予定です。
歴史的に重要な建物のVR展示を通じて、同博物館とエリジオンは、世界中の学芸員・研究者に向けて点群データを用いた新しい研究手法や、博物館に来場する一般見学者向けの魅力的な展示方法をご紹介します。

明治39年(1906年)に竣工した日本銀行京都支店(当時)

3次元計測の様子
(協力: 京都土地家屋調査士会 株式会社神戸清光)

InfiPointsで処理した日本銀行京都支店(当時)の点群データ
日程: | 2019年8月31日 – 10月27日 |
場所: | 京都文化博物館 (京都) |
イベントURL: | 京都文化博物館 総合展示「辰野金吾没後100年 文博界隈の近代建築と地域事業」 http://www.bunpaku.or.jp/exhi_shibun_post/bunpakukaiwai2019/ |