プレスリリース
3Dデータソリューションの新ブランド「3DxSUITE」をリリース―従来ソリューションを一元化し3Dデータを活用した製造プロセスをオールインワンでサポート
2020年9月10日
プレスリリース
3Dデータソリューションの新ブランド「3DxSUITE」をリリース―従来ソリューションを一元化し3Dデータを活用した製造プロセスをオールインワンでサポート
2020年9月10日
株式会社エリジオン(本社:静岡県浜松市、代表取締役社長: 矢野裕司)は、これまでパッケージ製品のCADdoctor、ASFALIS、DirectTranslatorを通じて製造業向けに提供してきた各種3Dデータソリューションを一元化し、ユーザーが用途に合わせてソリューションを自由に組み合わせ、自社に最適なシステムを構築できる新プラットフォーム「Elysium 3DxSUITE」(エリジオン スリーディースイート)を、2021年春にリリースします。
近年、あらゆる産業でデジタルトランスフォーメーション(DX: Digital Transformation)が進展する中、製造業においても、3Dデータを用いたサプライチェーン全体のデジタル化が進められています。クラウド環境やWebベースのシステムの導入も進み、製造業者にとって、ビジネス環境の変化や成長フェーズに合わせてシステム構成やユーザー規模を効率的に拡張できるソリューションの重要性が増しています。
エリジオンはこれまで、3DデータのPDQ(Product Data Quality)検証・修正・変換・比較・形状簡略化などの多様な技術を、デスクトップアプリケーション「CADdoctor」、大手企業向けのソリューション「ASFALIS」、単一データのためのシンプルな変換ツール「DirectTranslator」にそれぞれ組み込み、ユーザーの用途や利用規模に合わせたパッケージ製品としてそれぞれ提供してきました。
今後は、ユーザーが従来パッケージ製品の枠に制限されることなく、製造プロセスや運用体制に合わせて3Dデータソリューションをピックアップし、シンプルなデスクトップアプリケーションから大規模なWebベースのサービスまで、必要な機能と使い方、規模に合わせ自由にシステムを構築できるプラットフォームとして3DxSUITEを提供します。
3DxSUITEでは、ユーザーが機能や利用者数を拡張したり、インターフェースを変更したりする場合に、従来システムを一から再構築することなく、必要な機能だけを効率よく追加することができ、従来に比べコストや導入リードタイムを大幅に抑えられる点が特長です。
コロナ禍の影響で製造業のデジタル化の動きもますます活発化することが見込まれます。ただし、プロセスごとのデジタル化だけでは生産性向上への寄与は限定的であり、効率化のためには、多様なプロセスやシステム間におけるデータのシームレスな受け渡しと連携が不可欠です。エリジオンが創業来手掛けてきた3D CADデータは、製造業の設計プロセスの基幹とも言える情報媒体であり、今後はCADデータに含められる情報の種類も拡充され、高度なシステム連携の実現においてこれまで以上に重要な役割を果たすことは間違いありません。
エリジオンは約30年にわたり、独自の3Dデータ処理技術をベースに多様なパッケージ製品を生み出してきましたが、このたび、変化するIT環境や多様化する製造業のニーズにスピーディーかつ柔軟に対応するため、製品群を新しいプラットフォーム下に再編します。3DxSUITEは当社がビジネスコンセプトとして長年掲げてきた「インターオペラビリティー」をまさに体現するものです。製造業者が特定のシステムやツールにしばられることなく、企業や組織の壁を越えてあらゆる情報・システム・設備・人を連携させる理想の製造プロセスを実現できるよう強力にサポートしてまいります。
Elysium 3DxSUITE (読み: エリジオンスリーディースイート)
あらゆる産業・分野で進展するDXを、多様な3Dデータ処理技術を用いてトータルサポートすることをコンセプトとしています。
“x”には、エリジオンのコア技術であるデータ変換をさらに究め、真のインターオペラビリティーを実現するという思いを込めています。また、3Dデータの価値を高める多様な最適化処理を実行することや、2D図面など3D以外の情報活用にもソリューションを提供するという製品特徴も表しています。
各機能を単体で購入する場合に比べ、まとめて購入することで価格を抑えられるバンドルパッケージを、複数用意する予定です (CAD比較パッケージ、CAEパッケージ、ダイムラーパッケージ、CADdoctorパッケージ等)。
お客さまにはご購入先の販売代理店またはエリジオンから、お手続き等の詳細を個別にご案内します。お問い合わせにつきましても製品のご購入先にお願いいたします。