プレスリリース
エリジオン、施工現場をVRで閲覧できるアプリケーション「InfiPoints for Oculus」を正式リリース
2018年1月22日
プレスリリース
エリジオン、施工現場をVRで閲覧できるアプリケーション「InfiPoints for Oculus」を正式リリース
2018年1月22日
株式会社エリジオン(本社:静岡県浜松市、代表取締役社長:矢野 裕司、以下 エリジオン)は、施工現場を3D計測した点群データをヘッドマウントディスプレイ「オキュラス・リフト」に表示させ、バーチャルリアリティー(VR)で閲覧できるアプリケーション「InfiPoints for Oculus」を2018年1月31日に正式リリースします。
InfiPointsは、施工現場などを撮影した大容量の点群データをストレスなくPC画面に表示し、ユーザーが仮想空間で現況確認を行うことができるツールです。今回新たに点群データとVR機器をつなげる機能を備えたことで、オフィスにいながら、デジタル化された現実世界をよりリアルに体感できるようになりました。またVRならではの、専用のグリップ型コントローラーを用いた新しいインターフェースで、施工準備に役立つデータ活用機能を実現しました。
例えばInfiPoints for Oculusを用いることで、ビルやプラント内の設備・配管等のリニューアル、道路・橋等のメンテナンス工事の準備段階から現況をリアルに再現した実空間を設計者や作業者が体感しながら事前検討を行うことができるようになります。
複数人が同じ仮想空間に入り込み、お互いの位置を認識しながら現場を同時に閲覧することも可能なため、各人が単に3Dデータを閲覧するだけではなく、任意の箇所をレーザーポインターで指し示したりマークを付与したりしながら、仮想現実空間に没入した状態でインタラクティブなコミュニケーションを取ることができるのが特長です。
2020年の東京オリンピックを控えた現在、国内では建物や設備のメンテナンス需要が急速に高まり、施工業者にとっては工期の短縮が重要な経営課題となる中で、工期に大きな影響を与える手戻りを防止するために、関係者間のコミュニケーションの質を高める新たな手法が求められています。
昨今コンシューマー向けに浸透しつつあるVRをエンジニアリングの現場でも活用することで、関係者が離れた拠点にいても効率的に工事の事前検討を行うことができ、手戻りが発生しない実効性のある計画の立案が可能になります。
なお、InfiPoints for Oculusと同時に、モデリング機能を拡張したInfiPointsの最新バージョン「Ver.4.1」もリリースします。
InfiPoints本体のライセンスを保有し保守契約を継続中のお客さまは追加費用なく利用できます
利用可能な機能 | 内容 |
ビュー操作 | 点群データ内をコントローラーの操作で自由に移動 |
寸法計測 | コントローラーを持った両手で始点と終点をつくりVR空間の任意の箇所を採寸 |
レーザーポインター | コントローラーからレーザーを照射 |
視点移動 | 予め設定した点群データ内の場所に瞬間移動 |
軌跡に沿った視点移動 | InfiPoints本体で予め設定した軌跡に沿って点群データ内を移動 |
コメント表示 | InfiPoints本体で点群データに付与したコメントをVR空間に表示 |
CADモデル表示 | InfiPoints本体で点群データ内にインポートしたCADモデルをVR空間に表示 |
年間30万円(税抜)
利用可能な機能 | 内容 |
オキュラス用閲覧ファイル出力 | InfiPointsライセンスを持たないPCでもオキュラス・リフトで閲覧できるファイルを出力 |
複数オキュラスでの空間共有 | 複数人が同じ点群データを同時に閲覧 |
複数オキュラスでの視点同期(集合) | 複数のオキュラス・リフトでの空間共有時に、他者の視点(場所)に瞬間移動 |
マーク付与 | 点群データの任意の場所にマークを付与し保存 |
*InfiPoints for Oculusを利用いただくには、InfiPointsとオキュラス・リフトの両方の推奨スペックを満たしたPCが必要です。詳細はエリジオンおよびOculus VR社のホームページをご参照ください