プレスリリース
InfiPoints、点群からのモデリングなど機能を強化―自動CADモデル化・データ比較・注記機能で施工管理を効率化
2014年12月10日
プレスリリース
InfiPoints、点群からのモデリングなど機能を強化―自動CADモデル化・データ比較・注記機能で施工管理を効率化
2014年12月10日
株式会社エリジオン(本社:静岡県浜松市、代表取締役社長:矢野 裕司、以下 エリジオン)は、3次元点群データ処理ソフト「InfiPoints」の点群データからのCADデータ作成機能(モデリング機能)を強化すると同時に、実物と計画モデルとの差異を検証するデータ比較機能と、点群データに関連情報を注記する機能を追加し、InfiPoints Ver.2.1として2015年2月にリリースします。
InfiPointsは、3次元レーザースキャナーで作成された点群データの活用をサポートするソフトです。主な機能の一つとして点群からの自動モデリング機能を備え、施工準備の省力化を支援します。
Ver.2.1では、新たに開発した点群データからの形状抽出機能により、構造物の配管だけでなく平面のCADモデル化を実現しました。これにより、構造物の点群データを自動で簡単にCADモデル化することが可能となりました。
従来、構造物の施工現場をCADモデル化するためには、既設の配管・設備の現場採寸を繰り返し、その情報をもとにオペレーターが手作業でモデリングする必要がありました。そのため構造物全体のCADデータを完成させるまでには、膨大な手間と時間がかけられていました。
InfiPoints Ver.2.1を導入することで、3次元レーザースキャナーで作成された点群データがあれば、大型の構造物であっても短時間でモデリングすることができ、施工計画時の検討資料や現場作業に必要な施工図の作成業務を大幅に効率化することが可能です。
今回、点群データとCADデータの差異を検出する機能を追加しました。構造物の計画モデルと実物の点群データを比較して施工精度を確認したり、配管のたわみなど経年変化を確認したりする際に利用することができます。
点群データ内の任意の点に対し、関連するドキュメントファイルなどへのリンクを注釈として設定する機能を追加しました。例えば、設備工事のシミュレーションを行う際、設置する設備の詳細情報と設置場所とを点群データ内でひも付け、情報を一元管理することで、施工準備段階での検討を効率的に進めることができます。